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若草プロジェクト

私達について

昨今の不安定な社会情勢の中、貧困・虐待・DV・性的搾取・育児ノイローゼ・いじめ・薬物依存などに、多くの女性が苦しんでいます。
中でも若年女性については、これまで法律・制度の狭間で置き去りにされがちでした。
彼女たちの生きづらさや抱える問題に対しては、多くの偏見・誤解があります。

また彼女たちの姿は表に見えづらいことから、十分な支援が届いていません。
「誰一人取り残さない」ためにも、今こそ、若年女性の問題に向き合うことが必要です。
彼女たちに支援を届けるために、私たちは「つなぐ」「まなぶ」「ひろめる」活動を行っています。

代表呼びかけ人ご挨拶

代表呼びかけ人 村木厚子
​~社会に大きな応援団を作りたい~

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 拘置所で刑務作業をしている女性を見たとき、驚きました。若い人がたくさんいて、みんな真面目に働いていました。なぜこんな人たちがここにいるのだろう?そう思って調べると、元々障害などのハンディキャップがあったり、親さえ頼れず一人で頑張る中で風俗やクスリに引きずり込まれてしまったりなど、生きづらさを抱える女性が多いという事実に直面しました。

 生きづらさを抱える女性が犯罪に巻き込まれる、死を選ぶ、そうなる前にできることはないか?このような思いから、「若草プロジェクト」を立ち上げました。大谷恭子さんと寂庵を訪れ、寂聴さんに代表呼びかけ人になってほしいとお願いをした日が懐かしく思い出されます。
 若草プロジェクトでは、少女・若い女性をサポートする直接支援に加えて、支援を求める全国の女性支援施設・団体と、支援の提供を希望する企業、専門機関とをつなぐ「支援者の支援」にも力を入れています。そのために「TsunAが~る」というデジタルプラットフォームも構築しました。
 企業、専門機関に加え、多くの個人の方々のご支援のおかげで、若草プロジェクトは生きづらさを抱える少女や女性たちのための活動を行うことができています。こうした支援の輪を広げ、社会に大きな応援団ができること、それにより彼女たちが生きる力を取りもどすことを願い、これからも活動してまいります。これからも更なるお力添えを、お願いいたします。

代表理事ご挨拶

一般社団法人 若草プロジェクト 代表理事 今福章二
​~信頼できる大人をめざして~

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 女子少年院在院者のうち、約7割が保護者等からの被虐待経験を持ち、9割超が小児期逆境体験(Adverse Childhood Experiences: ACE)あり、という統計が発表されました(令和5年版犯罪白書)。長らく更生保護の畑にいた私にとって、とてもショッキングな現実です。いずれも男子少年院在院者よりも高く、逆境体験も複数有している可能性があり、トラウマ(心的外傷)との関連が懸念されています。

しかも、少年院在院者に限らず、このような過酷さと地続きの現実の下に置かれた少女・若い女性が相当数にのぼっています。少女たちが抱えている生きづらさは、いずれも根が深く、多様であり、そこにつけ込む大人の存在が状況を悪化させている現実があるなど、一筋縄ではいきません。そこから脱出する苦しさを一番感じているのは、少女たち本人でしょう。
 少女たちが直面する社会の壁は、まだまだ冷たく分厚い。そこに少しでも風穴を開けようと若草プロジェクトが立ち上がりました。これまで引っ張ってくださった瀬戸内寂聴先生や大谷恭子前代表理事は既に他界されましたが、生きづらさを本人の代わりに解決するのではなく、そこに寄り添う「信頼できる大人」になることを目指された、お二人の思いをしっかりと引き継いでまいりたいと思います。たとえ大海にそそぐ一滴だとしても、少女たち一人ひとりの命の尊さを大切にしながら、「つなぐ」「まなぶ」「ひろめる」活動を愚直に進めていきます。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

代表理事 大谷恭子.jpg

 長年交流させていただいていた瀬戸内寂聴先生が90歳を超えた頃、寂庵を女性のために使いたい、何か考えなと言われました。先生との出会いのきっかけが罪を犯して孤立している人の弁護でしたから、先生に、孤立している女性の出所者支援を提案し、先生の快諾を得て、村木厚子さんを通じて法務省を訪ねました。

 すると、罪を犯した女性出所者も困難を抱えているが、との前置きの後に、予想していなかった言葉が返ってきたのです。「今、少女たちが厳しい。今なんとかしなければ、大変なことになる。」
 その後ヒアリングを重ね、虐待やいじめ、貧困、風俗など様々な実態があることを知りました。そして寂聴先生に背中を押され、2016年4月、困難を抱える若い女性を支援する「若草プロジェクト」を設立しました。
 現在若草プロジェクトでは、少女・若い女性に対するシェルター、ステップハウス、まちなか保健室、LINE相談などの直接的な支援と共に、「信頼できる大人」を育成する研修、企業と施設をつなぐプラットフォームなど支援者の支援を行っています。が、まだまだ十分ではありません。必要とされることはたくさんあります。
 「若草プロジェクト」の「若草」は、多感な年頃の4姉妹を描いたオルコットの小説「若草物語(原題:Little Women)」に由来しています。荒地にあっても、必ずやその1本1本の若草が、それぞれの場所で根を下ろし強く生きていってくれること、どんなに小さくてもそれぞれの花をつけてくれることを心から願い、これからもできるだけのことをやっていきます。

一般社団法人 若草プロジェクト 前代表理事 大谷恭子
​~寂聴先生の一言が始まりでした~

若草プロジェクトのマークはこんなメッセージを発信しています

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つながり、つなぐことにより、
少女や若い女性たちの
心に寄添う支援を届け、
未来を育む。

若草プロジェクトの3つの事業

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生きづらさを抱えた少女・若い女性たちと支援者、支援者と支援者、支援の現場と企業・社会をつなぎます。

活動の状況
・LINE相談の実施
・若草ハウスの運営
・まちなか保健室
・企業や専門機関・行政と支援の現場をつなぐ活動
​(TsunAが~る)

・若草メディカルサポート基金

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生きづらさを抱えた少女や若い女性たちの現状を理解し、複雑かつ複合的でデリケートな問題についての支援の方法を学ぶため、連続研修会を実施します。
また、支援者のためのマニュアルを発行しています。

活動の状況
・「女の子たちの今」を知り「信頼される大人」になるための連続講座
  京都(寂庵)または東京(更生保護会館)で開催
・少女 若年女性を支援する人のためのハンドブック
  -若草プロジェクト支援マニュアル-

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少女や若い女性たちの問題の深刻さは、あまり社会で認知されていません。家出や援助交際、JKビジネスなどでは「自己責任」「モラルの低さ」が言われて、その背後にある貧困や虐待、性暴力、性搾取の罠などが見過ごされがちです。
このため、シンポジウムや広報活動により、社会に広くこの問題を訴えます。

活動の状況
・シンポジウムの開催(毎年秋)
・広報活動

村木厚子
法人情報

法人情報

代表理事    今福章二    保護司・中央大学法科大学院客員教授
理事      村木太郎      (社福) 南高愛隣会理事・(NPO) ストローク会理事長他いくつかの団体で障害者支援を中心に活動
理事      遠藤智子      (一社) 社会的包摂サポートセンター事務局長
理事      瀬尾まなほ     瀬戸内寂聴秘書・京都外国語大学卒業後2011年より66歳離れた瀬戸内寂聴のもとで秘書として勤める
理事      牧田 史      弁護士・東京弁護士会子どもの人権と少年法に関する特別委員会等所属
理事      佐藤加奈      社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会 事務局次長
理事      佐藤静江      社会福祉士・精神保健福祉士
理事      福田万祐子     福田医院 統括・株式会社ユーコー 代表取締役
監事      塩生朋子      弁護士

住所:〒114-0031 東京都北区十条仲原1-11-1 2階

若草プロジェクトへのご連絡は「問い合わせフォーム」をご活用ください。

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