(2018.7.31) 【プレスリリース~性暴力被害にあった少女たちのための若草メディカルサポート基金について 】

2018年7月31日

【プレスリリース~性暴力被害にあった少女たちのための若草メディカルサポート基金について】

(一社)若草プロジェクト

(一社 )若草プロジェクトは「若草 メディカルサポート基金 」を設置し、少女た ちの医療支援等の取り組みをスタートしまたので、ご報告します。
本事業は、性暴力被害に遭遇し、緊急に医療・薬品を必要とする若年女性に対し、支援機関が医薬品の購入、医療費の立て替えなどを行った場合に、当該費用を支弁するという取り組みです。
また、医療機関、医薬品業界などの皆さんにも、事業を進める中で、実際の支援においての協力を求めていきたいと考えています。報道の皆様のご協力を切にお願い申し上げます。

  1. 若年女性を取り巻く現状と若草プロジェクトの取り組み
    学校にも家庭にも居場所がなく「孤立」している少女たちがいます。彼女たちの多くは虐待を体験していますが、相談できる大人とのつながりもありません。また、経済的な困窮等からいわゆる「 JK ビジネス」に従事する中で性的な暴力等の被害に遭ったり、AVへの出演を強要される若年女性たちもいます。
    しかも、インターネット上では、若年女性たちを性的に消費することを煽る情報が横行しています。若年女性をターゲットとした性暴力は深刻な状況にあり、現代日本に生きる彼女たちはこれまでにない困難に囲まれていると言えます。
    私たち若草プロジェクトは、こうした若年女性たちのサポーに向けて、SNSによる相談を実施し、緊急性のあるものについては直接支援を提供してきました。また、「信頼される大人を作るための連続講座」を開催し支援者育成に取り組んできました。年に1回シンポジウムを開催し、若年女性を取り巻く課題の顕在化に努めてきました。
  2. 医療の分野での支援の緊急性
    若草プロジェクトの取り組みを進める中で、多様な支援者・支援団体と連携してきました。そこで見えてきたのは、医療的なサポートの必要性です。内閣府等の調査でも明らかですが、性虐待・性暴力被害は若年女性に集中しています。それはとりもなおさず、妊娠・中絶・性感染症といった、具体的なリスクにつながりますし、性暴力被害は「魂の殺人」と呼ばれるほど、心の傷を残します。複雑性PTSD などの後遺症も深刻です。
    しかし、若年女性の多くは、被害にあってもしゅう恥心や経済的な理由等から診察をうけることを避けることも稀ではなく、モーニングアフターピル(緊急避妊薬)を入手することができずに妊娠するなどの事例は後を絶ちません。未成年は中絶に費用がかかること、保護者等の同意が必要なことから、死を選ぼうとすることすらあります。
  3. 基金の仕組み
    そこで、当プロジェクトでは、メディカルサポート基金(仮称)を若草プロジェクト内に設け、支援機関の申し出を受け、必要性を判断の上、基金で定める範囲内で費用助成を行います。性暴力被害時の診察、性感染症対応、妊娠検査薬、緊急ピル、精神科の受診などを想定しています。

    費用支弁の流れは下図の通りです。

  4. 目標額など
    日本産業パートナーズ株式会社さまから、本基金のシードマネーとして100
    万円のご寄付を頂きました。シードマネーからスタートさせていただき、当
    面、300万円を目標に、企業の皆さんに社会貢献でお願いしていく等の働き
    かけを行っていきます。
  5. 事業の実施主体
    (一社)若草プロジェクト(代表理事 大谷恭子)
    https://wakakusa.jp.net/